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不参加相次ぐ 浜松まつり凧あげ合戦 中止求める声が高まる

2021年(令和3年)浜松まつり開催予定
新型コロナウィルスの感染拡大が広がるなか、御殿屋台の引き回しは中止、凧揚げ合戦は規模を縮小して感染対策を講じての開催が予定されている浜松まつりだが、2月21日に西区の金属加工工場でクラスターが発生したのを機に、中止を求める声が高まっている。

既に2月中旬の時点で参加を見合わせる決定をした町が10以上に上り、今後も増えることが予想される。

今年の浜松まつりは、御殿屋台の引き回しは県内外からの見物客も多く、密を避けることが難しく、市内全域で開催されるため、飲酒禁止などの厳しいルールを設けても監視の目が届かないため中止。

凧揚げ合戦は、参加者以外の入場を禁止した無観客で、従来の3日間から日程を5日間に拡大しての分散開催で密を回避。マスク・フェイシールドの着用を義務化、飛沫を防ぐためラッパの使用を禁止、水分補給以外の飲食は禁止(飲酒禁止)といった制約の下での開催となる。

この様な状況で開催したとしても、得られる経済効果は極めて限定的で、後の「浜松まつりクラスター」のリスクの方が高いと言わざるを得ない。

市民からは「いったい誰のための浜松まつりなのか?」「鈴木康友市長は誰に忖度しているのか?」「祭り参加者を終了後2週間隔離しろ!」など、怒りに近い声も上がっている。

また、浜松まつり開催に向けた事前のアンケートの際に、「後で不参加になってもいいから、今は参加を表明して欲しい」「今参加を表明しないと例えコロナが収束したとしても後からの参加は認めない」といった、開催ありき、予算獲得を目的としたアンケート調査にも批判が集まっている。

ある町の関係者は、本当は参加を取りやめたいが、運営側から参加を前向きに検討するよう働きかけがある。他の町に先立って不参加を表明するのではなく、様子見で他の町の出方を待っている。面倒な付き合いもあるから歩調を合わせた方が波風が立たないと言う。

多くの市民が中止を求めるにもかかわらず、浜松まつりを実施したい運営側の思惑としては財政的な事情があると推測できる。浜松市は2021年度の予算案に浜松まつりの事業費として、本年度当初予算より1580万円多い、6870万円を計上している。参加する町が減少すると予算確保に影響が及ぶ可能性も考えられる。

早々に浜松まつりの中止を決め、予算が余ればこれから始まるワクチン接種に回すのが市民が求める正しい税金の使い方ではないだろうか。