浜松市天竜区の区観光協会天竜支部は、2022年8月6日(土曜)の開催を予定していた夏の風物詩『鹿島の花火』について、新型コロナウィルス感染拡大防止のため開催の中止を決定した。中止は3年連続となる。
鹿島の花火は140年の歴史があり、例年は約10万人の観客が訪れる天竜区を代表する夏のイベントで、浜松地域遺産の無形民俗文化財にも認定されている。
中止の判断に至った理由について天竜区の区観光協会天竜支部は、イベントのガイドラインを順守した上で、来場者とスタッフの安全を確保する運営は困難と判断した。
2022年に県内で開催を予定していた夏の花火大会については、静岡市の「安倍川の花火大会」や、沼津市の「狩野川花火大会」は規模を縮小するなど開催の方針を明らかにしており、花火大会によって判断が分かれている。