静岡県が浜松市中央区の遠州灘海浜公園篠原地区に建設を予定している野球場(新浜松球場)について、今現在、分かっていること、最新ニュースをまとめました。
川勝知事の辞任により 現状 議論は停滞、次の県知事により新浜松球場の方向性はこれまで決まっているものを含め大きく変わる可能性もある。県西部の経済界が後押しする 鈴木康友さんは、やらまいか精神のドーム推進派。一方で、県中部の経済界が後押しする大村慎一さんは「やめまいか(いったん立ち止まろう)」大型ドームありきの議論にストップをかけると表明している。
球場構造
『屋根のあるドーム型』か『照明のない野外球場』の2案に絞られている。
経済波及効果や費用対効果を分析した結果、静岡県の川勝知事や、浜松市や経済界でつくる建設促進期成同盟会はドーム型が望ましいとの認識を示している。一方で、ドーム反対派はクローバーの葉に見立てた3球場からなる「ベースボールパーク構想」を提案している。
照明設備
照明によるアカウミガメへの影響を避けるため、ドーム型球場か、照明設備のない野外球場に絞られている。
砂浜側に屋根を設ける半ドーム型案、照明設備が備わった野外球場という選択肢は事実上なくなった。また、収容規模に関係なく、照明設備のない球場は建設する意味がないとの声が多く、現実的に照明設備のない野外球場は考えにくい。
収容規模(観客席数)
2万2千人収容の(草薙球場規模)多目的ドームと屋外型、1万3千人収容の(愛鷹球場規模)屋外型の3案を軸に検討が進んでいる。
浜松市や経済界でつくる建設促進期成同盟会は2万2千人規模、アマチュア野球団体でつくるNPO法人県野球協議会は1万3千人規模を要望している。
建設予定地
静岡県浜松市中央区の篠原地区でほぼ確定。他の場所になる場合、建設予定自体がいったん白紙になる可能性もある。
進捗状況(完成時期)
遅くとも来年の2月には基本計画の策定を目指す。
建設費用
外野スタンドが盛り土構造:約80億円、1万3千人規模のドーム球場:約290億円、プロ野球が開催可能な2万2千人規模のドーム球場:約370億円、公園全体で500億円以上