
浜北地域を代表する祭り「遠州はまきた飛竜まつり」の開催について、地元自治会、商店関係者らでつくる実行委員会は、2026年(令和8年度)の開催を見送る(中止)ことを発表した。
かつて「暴れ天竜」と呼ばれ、竜のように暴れ川筋を変えてきた天竜川。隣接する浜北地域では水(川)の神様「竜神」にちなんで、竜をシンボルとし、遠州の初夏を告げる風物詩としてなっている。
例年、5月下旬に開催されていたが、2026年(令和8年度)の開催見送りの理由として、昨今の物価・人件費の高騰による影響で、従来の形式による開催が困難、開催すれば赤字となり祭りは失敗するという判断に至った。
会場が、天竜川中瀬緑地(河川敷)で広範囲に及ぶということもあり、警備費用がかさみ、2025年は入場料も導入し、浜松市も負担金を支出したがまかなうことができない可能性がある。
これまで、土日の2日間 開催されていたが、近年は1日のみの開催となっていたことから、厳しいふところ事情を伺うことができる。
また、開催見送りの判断とともに、伝統ある祭りを残すためにも、実行委は27年以降の開催については、改めてまつりのあり方や開催内容等について検討し、新たな形式での開催を目指すことを決めた。
【浜北観光協会】
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