天竜浜名湖鉄道(天浜線)で、フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」で装飾した現役車両の中で最も古い「TH3501」が、5月23日(日曜)のラストランとセレモニーを最後に引退する。
引退セレモニーは、天竜二俣駅で午前9時30分から開催。ラストランは乗客を乗せずに天竜二俣駅を発着し、遠州森駅、三ケ日駅との間を行き来する。グッズの即売会も開かれる。
TH3501は、1996年に2両が導入されたが、2010年に1両が廃車となり、今回引退する車両も2020年に故障してしまい営業運行ができなくなっていた。修理も検討されたが、部品の調達が困難なため引退することが決まった。
鉄道ファンからは廃車を惜しむ声が多く寄せられ、車両の解体には約200万円が必要となることから、同社では引退後の車両の再利用案を公募している。
申し込みには、5月31日(月曜)までに天竜浜名湖鉄道に再利用応募申込書(事業計画書)を提出する必要がある。
ただし、付加価値でもあるマリメッコの装飾は撤去され、選定には「天浜線や周辺地域の発展に寄与する」などの条件がありハードルは高い。
【引退セレモニー&ラストラン】
日付 | 2021年5月23日(日曜) |
時間 | 午前9時30分 |
会場 | 天竜二俣駅 |
区間 | 遠州森駅~天竜二俣駅~三ケ日駅 |
問い合わせ | 営業課:052-925-2276 |
Web | https://www.tenhama.co.jp/ |