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磐田在住 クレベルコイケ(ボンサイ柔術)朝倉未来を三角締めで失神KO

2021年6月13日、18年ぶりの開催となった東京ドームでの『RIZIN 28』で、日本のMMA界のエースとも言える「朝倉未来」を三角締めで失神に追い込み、見事に大トリを飾ったのは磐田市在住の「柔術界の鬼神」だった。

日系ブラジル人の「クレベル・コイケ」は、14歳で来日。学校で日系ブラジル人の友人がイジメられるのを見て学校に通わなくなり、浜松市で工場やゴミ回収などの職を転々としながら苦労を重ねてきた。

寝技の圧倒的な強さから「柔術界の鬼神」と称され、2017年には世界王者を獲得。名声を得た今でも、試合直前まで道場生に柔術指導を行う。

勝利者インタビューからも彼が、人との繋がり、感謝の気持ちを大事にしていことが分かる。決戦の約1か月前に祖国のブラジルで、祖父がコロナウィルスで亡くなったが、その翌日もクレベルは道場に姿を現したという。彼は「道場と、ここにいる仲間たちが僕にエナジーを与えてくれる」と話す。

クレベル・コイケが所属し、インストラクターを務める道場は、静岡県磐田市富丘にある「ボンサイ柔術」というブラジリアン柔術の一派である。

ボンサイ柔術とは「礼儀作法」「思いやる心」「強い心」を身につけることを重視した武道で、「自らが痛みを知ることで、他人の痛みを知り、人に優しくなれる」を信念として指導が行われている。

ボンサイ柔術 クレベルコイケ