静岡県は新型コロナウィルスの感染が拡大している湖西市の飲食店に対して、新型コロナ特措法に基づき5月19日(水曜)から6月1日までの2週間、営業時間の短縮を要請することを決めた。
湖西市では先週、スナック2店舗で相次いでクラスターが確認されるなど感染が急拡大していて、1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は70人を超えている。
対象となる飲食店は市内に約340店舗あり、午後8時から午前5時までの間の営業を自粛し、酒類の提供は午後7時までとするよう求める。
要請に応じた飲食店には、規模に応じて1店舗あたり1日2万5千円~7万5千円(大企業は20万円)の協力金を支給する方向で調整している。
県西部地域ではGW明けから感染が急増しており、15日時点での病床の使用率が52.4%と医療のひっ迫した状況が続いている。県西部地域でまん延防止等重点措置にいたらないための措置として、県と湖西市の考えが一致して今回の処置が講じられたかたちだ。
静岡県の川勝平太知事は、今後の感染状況次第では、まん延防止等重点措置の検討に入る考えも示した。
静岡県内での営業時間短縮の要請は、去年12月の富士市に次いで2回目となる。
【湖西市公式HP】
https://www.city.kosai.shizuoka.jp/