神社やお寺に初詣で参拝する際のちょっとした疑問をまとめました。
神社とお寺、どちらにお参りすればいいの?
初詣は神社でもお寺でもどちらでも構いません。日本古来の神道には「氏神さま」という考え方があり、地域の神様にお参りするのが良いとされています。
ご利益別に複数の寺社を回っても大丈夫です。
初詣はいつまでに行けばいいの?
初詣とは、その年初めて社寺に参詣すること。行く日が決められているわけではありません。
ただ、慣習として年が明けたら早めに行ったほうがいいとされているため、「元日」または「三が日」に行くことが基本となっています。
三が日を過ぎたらダメということはありませんのでご安心ください。
神社は夜に参拝してはいけないの?
全ての神社に当てはまることではないですが、一般的な考えとして、「神様は朝日と同時に降りて来られ夕方には帰って行く」とされているので、夜は神様がいないのでご利益が得られない(半減する)という考え方があります。
お正月やお祭りなどで神社が夜も開いている時は例外です。(人間の都合の良い解釈とも言えなくもないですが)
一方で、祭神が自然霊(人の生を持たない霊、例えば龍神など)であるならば、昼も夜も関係ないという考えもあります。
ただ、ご利益という話はひとまず置いていて、参拝可能時間が定められている場合や、門が閉じている場合を除き、夜中でも神社の敷地内に入ることは問題ありません。
その点、お寺には山門があり夕方には門が閉じられるので分かりやすいですね。
宗教を信仰している人を初詣に誘っても大丈夫?
なにかしらの宗教を信仰している方を初詣に誘うときは注意が必要です。
多くの宗教の場合、観光地として神社やお寺に行き、お祈りをしないのであれば問題がないとされていますが、初詣の目的は参拝です。自分が信じる神様以外に手を合わせてお祈りをするという行為は問題とされる場合あると思われます。
その人の宗教に対しての信仰度合いによるものが大きいですが、友人知人から「自分の家はクリスマス(パーティー・プレゼントなど)をやったことがない」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
無宗教の人は考えもしないことかもしれないですが、宗教を信仰している方にとって他の宗教と関わりを持つこと、接触をすることに抵抗感があるという人がいるということや、宗教自体が禁止している場合があるということを理解しておきましょう。
お賽銭の金額はいくらがいいの?
お賽銭の金額に決まりはなく、個人の自由です。入れてはいけない金額もありません。
よく、「ご縁がある」という語呂合わせから、5円玉がよく使われます。ダジャレですね。それなら、8981円(厄払い)や、9674円(苦労なし)でもいいのに、なぜ?5円なのでしょうか?もし、お賽銭の5円に「安く済ませたい」などの気持ちがあれば神様に対して失礼になるかもしれないですね。
お賽銭の金額は、神様への敬意や感謝を込め、ふさわしいと思う金額を納めるとよいでしょう。