筏問屋 旧田代家住宅
田代家は江戸時代に代々嘉平治(次)を名乗り、北鹿嶋村の名主を勤めるとともに天竜川筏問屋を営んでいた旧家です。
また鹿島拾分一番所の仕事に携わったこともあり、鹿島渡船場の番頭頭も勤めました。
天正8年(1580年)田代家中興の祖といわれる孫丞の時、徳川家康に協力した功により天竜川の筏川下げ等の御朱印を賜り、10代の嘉平治は、初代の二俣町長(明治22年)に選ばれ、11代の田代英作は二代二俣町長に就任しています。
その田代家の住宅は、安政6年(1859年)の再建され、良材をふんだんに使った筏問屋にふさわしい建築で、来客用の玄関(式台:しきだい)も設けられ、軒先の木組(せがい造)も特徴的な建物となっています。
建物の内部には田代家より寄せられた天竜川舟運関係などの多くの資料が展示され、「旧田代家住宅主屋」と「旧田代家住宅土蔵」の2棟は国の登録有形文化財に登録されています。施設自体はそれほど大きくないが、見学は無料で、ボランティアの方がとても親切に案内してくれます。天竜川舟運の資料などが展示されていますが、残念ながら二階は公開されていません。
旧田代家住宅
名称 | 筏問屋 旧田代家住宅 |
住所 | 〒431-3313 静岡県浜松市天竜区二俣町鹿島489 |
電話番号 | 0539-25-7006(電話受付は開館時間内) |
営業時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 平日・年末年始(開館日は土日祝のみ) |
駐車場 | 専用駐車場あり |
料金 | 入場・見学無料 |
アクセス | 【車・タクシー】東名浜松ICより約30分|新東名浜松浜北ICより約15分|JR浜松駅より約45分【電車】遠州鉄道 西鹿島駅より約1.3km|天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅より0.8km【バス】遠鉄バス「鹿島橋」下車 |
Web | 浜松市 公式ホームページ(筏問屋 田代家住宅ページ) |