2022年7月2日(土曜)夏の訪れを告げる花火大会『弁天島花火大会』が弁天島海浜公園(西区舞阪町弁天島)で開催される。新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け2年連続中止となっていたため、3年ぶりの開催となる。
弁天島の花火大会は、1907年頃(明治40年)弁天神社の奉納花火として始まったのが起源とされ、その後は浜松市や地元の観光協会が主催する観光花火として「夏の訪れを告げる花火」「浜松で一番早い花火」として親しまれてきたが、2013年に資金難などを理由に一度幕を閉じた。
しかし、「地元の伝統を守りたい」と翌年から有志が集まり、「まいさかフェス実行委員会」を結成。花火大会と併せて、音楽やダンスイベント、地場産品の販売などを行う「浜名湖弁天島花火フェス」として開催を続けてきた。そして、今年は(2022年)イベントの名称を『弁天島花火大会』に改めて開催されることが決まった。
当日、会場には15:00から入場することができ、盆踊りは19:30、手筒花火は19:45、打ち上げ花火は20:00からの実施を予定、約1500発の打ち上げ花火が夜空を彩る。
また、会場にはキッチンカーなど35店の露天が出店を予定しているが、新型コロナウィルスの感染防止対策としてアルコール類の販売は行わない。
2022年に県内で開催を予定していた夏の花火大会については、開催を巡って判断が分かれているが、弁天島花火大会の開催にあたっては「地元の産業がにぎわうきっかけに」と期待の声が多く聞かれる。