鳥羽山城（鳥羽山城址・鳥羽山城跡）
「二俣城跡」及び「鳥羽山城跡」は、浜松市天竜区二俣町二俣に所在する戦国時代の山城です。
鳥羽山城は二俣城の南西にある鳥羽山山頂に築かれた城で、築城年数は定かではありませんが、天正3年（1575年）徳川家康が武田氏の籠る二俣城を攻めたときに本陣を置いたとされ、このときに築城したのが一般的な説です。
現在天竜川は、鳥羽山城の南を流れていますが、当時は北を流れ、二俣城とは天竜川を挟んで対峙する位置にありました。
両城にみられる顕著な特徴は、中世的な土づくりの山城に、近世的な石垣が導入された初期の姿が良好に保存されていると言えます。
二俣城には、深い堀や天守が備えられるなど要塞化が進められたことに対して、鳥羽山城には開放的な大手道や庭園が構築されるなど迎賓館的な性格が強められており、両城は機能の違いが顕在化した「別城一郭」といわれる戦国時代の城郭の姿を具体的に伝えるものとして、高く評価されています。
「鳥羽山城址」というより「鳥羽山公園」、お花見で賑わう公園というイメージ。石垣、土塁、堀切など、かつてこの場所にお城があったであろう痕跡はあるが、天守閣、天守台も残っていないので、見映えするものは特にありません。駐車場があるので、途中まで車で行くことができるが、本丸に続く大手道がなかなか険しいので、高齢者の方には少し大変かもしれません。
鳥羽山城 基本情報
| 名称 | 鳥羽山城（鳥羽山城址・鳥羽山城跡） |
| 住所 | 〒431-3314 静岡県浜松市天竜区二俣町2464 |
| 電話番号 | 053-457-2466（浜松市役所市民部文化財課） |
| 営業時間 | 24時間入場・利用可能（夜間の照明設備なし） |
| 定休日 | 通年利用可能（年中無休） |
| 駐車場 | 専用駐車場あり |
| 料金 | 入場・利用無料 |
| アクセス | 【車・タクシー】東名浜松ICより約30分｜新東名浜松浜北ICより約15分｜JR浜松駅より約45分【電車】遠州鉄道 西鹿島駅より約2.0km｜天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅より0.8km【バス】遠鉄バス「城下通」下車 |
| Web | 浜松市役所 公式ホームページ（二俣城址・鳥羽山公園ページ） |