2024年5月13日(金曜)浜松市天竜区の区観光協会天竜支部は、2024年『鹿島の花火』について、開催を見合わせる(中止)ことを発表した。同時に、今後の継続に向けた検討委員会を発足させることを発表した。
昨年(2023年)は、規模(打ち上げ数)こそ縮小されたがコロナを乗り越え、実に4年ぶりの開催となった鹿島の花火だが、ここにきて新たな問題が浮き彫りとなった。
開催見合わせ(中止)の理由として挙げられたのは、観光協会会員らの高齢化だという。開催にあたっては企画段階での業務負担も重く、運営に携わる人員の確保が困難で「今の態勢では継続できない」との判断に至った。
一方で、鹿島の花火は140年の歴史があり、例年 約10万人の観客が訪れる天竜区を代表する夏の風物詩で、浜松地域遺産の無形民俗文化財にも認定されていることもあり、「何とか継続したいという思いを持っている。伝統を絶やさないために何をやればいいのか考えたい」と話し、継続の意思も示した。
【天竜区観光協会】
http://tenryu-daisuki.com/