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2022年(令和4年)浜名湖 潮干狩り アサリ不漁で中止が決定

弁天島海浜公園 鳥居 潮干狩り

深刻な不漁が続き昨年2021年は全面中止となった浜名湖の観光潮干狩りだが、2022年(令和4年)も漁獲量の回復の兆しは見られず、浜名漁協は会合で4年連続の中止を決定した。

今年の中止で4年連続7回目となり、浜名湖の風物詩でもある潮干狩りは存亡の危機に立たされている。近年のアサリの漁獲量減少は深刻で、2021年は約100トンで過去最低を記録した2020年の707トンを85.9%も下回り、3年連続で過去最低を更新した。

漁獲量減少の正確な原因は定かではないが「観光客や漁師による乱獲」「猛暑・異常気象などの気候変動」などの理由が考えられており、最も有力な説が「浜名湖の湾口工事による環境変化」といわれている。

ちなみに、浜名湖では漁師の1日の漁獲量を制限している。

【湾口工事による環境変化】

浜名湖は、山と谷が作る入り江が砂州によって塞がれてできた「海跡湖」のため、海とつながる出口付近が浅く、湾の奥が深いという特殊な地形が特長だ。

アサリは浅い海域を好む性質があるため湖の入口辺りに多く生息していた。また、湖の入口辺りは湾の奥に流れ込む河川から供給される淡水が、湾入り口寄りの浅い場所で塩分濃度の高い海水と混じり合い、栄養も豊富で、水質がアサリの生息に適していた。

しかし、湾口の工事が進み、湖に外洋から潮が多量に入るようになったため、湾入口付近の塩分濃度が上昇してしまい、水質がアサリの生息に適さなくなってきた可能性があると考えられる。

「湾口工事による環境変化」が大きな理由であれば、もはや漁獲量の回復は困難を極め浜名湖の風物詩「潮干狩り」が無くなってしまう可能性もある。いずれにしろ、漁獲量の減少は現在進行形の問題で、これからも注視していく必要がある。

  • 弁天島:弁天島遊船組合(053-592-2456)
  • 村櫛:浜名漁協村櫛遊漁組合(053-489-2410)
  • 新居弁天:海湖館(053-594-6624)