静岡県は新型コロナウィルスワクチンについて、2022年5月24日(火曜)から、アメリカのバイオ医薬品メーカー「ノババックス社」が開発したワクチンの予約池付けを開始した。
現在、日本で接種されているファイザー社製やモデルナ社製のワクチンは「mRNAワクチン」という「ウイルスのたんぱく質の元になる遺伝子情報」の一部をワクチンとして接種する。
一方で、ノババックス社製のワクチンは、組み換えタンパクワクチンという「大腸菌などに作らせたウイルスのタンパク質」の一部をワクチンとして接種する。
組み換えタンパクワクチンはB型肝炎、海外ではインフルエンザなどのワクチンに使われていて、過去の実績もあるので安全性が高く副反応も少ないとみられていて、これまでアレルギーなどを理由に「ファイザー」や「モデルナ」を接種できなかった人も接種することができる。
国内では武田薬品工業が山口県の自社工場で製造し供給する。厚生労働省は、2022年初頭、約1年で1億5,000万回分の供給を受ける契約を武田製薬工業と契約を締結したが、現在はまだ供給量が少ないことから、静岡県は対象者を県内に住むアレルギーなどを理由にファイザーやモデルナを接種出来ない18歳以上としている。給量が安定してくれば誰でも選択が可能になるとみられる。予約は県のホームページで受け付けている。
【静岡県公式ホームページ】
https://www.pref.shizuoka.jp/