浜松市の行政区は令和6年1月1日に7区から3区に再編され天竜区以外は区名も変わりました。

静岡県ワースト1位 交通事故多発 浜松市の魔の交差点 中沢町交差点

浜松市中区中沢町 交通事故

浜松市内で最も交通事故が発生している場所、それは浜松市中区の中沢町の交差点だ。角地には「ローソン中沢店」「遠州信用金庫」「鎌倉パスタ」「住宅情報館」がある。

日本損害保険協会が都道府県ごとに公表している事故多発交差点のワースト5で、中沢町交差点が静岡県内ワースト1位となった。2015年から5年連続である。

日本損害保険協会のまとめによると、同交差点では昨年1年間で、人身事故が15件(前年比2件増)発生しており、交差点での事故としては全国でも5番目に多かった。

同交差点は昼夜問わず交通量が多く、朝夕の通勤時間帯には渋滞も発生する。

浜松市中心部から浜北方面に向かう国道152号線(飛龍街道)は交差点付近では、右左折専用車線も含めると最大で片側4車線になり、これに交差する東西に延びる市道(柳通り)は片側3車線で、交差点を境に坂道となっている。西から東に進行した場合、下り坂になっているのだが、3車線のうち2レーンが右折となっていて市内では珍しい作りでもある。

事故の内訳は、約7割が追突事故で、隣りのレーンの車が動き出したことにつられての誤発進、前方を走る車の減速や停止への対応の遅れが主な原因とされて、市や警察が事故撲滅に向け注意喚起や度重なる道路改良で、安全確保に向けて試行錯誤を続けている。

幸いなことに死亡事故は10年起きていない。

同交差点は市内の主要地点をむすぶ大動脈でもあり利用する人も多いはず。この交差点付近では細心の注意を払い、より一層の安全運転を心がけたい。

ちなみに、浜松市内で交通量が多く、大きな交差点というと、東区の宮竹の交差点を思い受けべるかもしれないが、宮竹の交差点での交通事故発生件数は特記するほど多くはない。