徳川家康公ゆかりのお社 浜松八幡宮 御神木 雲立の楠

浜松八幡宮は3世紀~4世紀頃、仁徳天皇の時代に創祀されたと伝わり、現在の地には天慶元年(938年)に遷座されました。鎌倉幕府将軍の先祖・源義家が訪れたことが伝えられており、武家に信仰が厚かったことがうかがえます。

元亀元年(1570年)、浜松城に居城した徳川家康公は、浜松八幡宮が浜松城からほど近く、鬼門の方角に位置していたことから鬼門鎮守の守り神として信仰し、武運長久を祈ったと伝えられています。

神社自体がパワースポットなのですが、境内でひときわ存在感を放つ御神木「雲立の楠(クモタチノクス)」は樹齢1000年を超える楠の巨樹で、根回り約15m。枝張り四方約25m、樹高約15m、幹の下部には大きな空洞があります。

幹は数枝に分かれ、基となる古木の部分は樹勢が衰えていますが新生部はすこぶる旺盛で、枝葉は東西南北四方に繁茂して生命力溢れる威容を保っています。

この御神木「雲立楠」は徳川家康公と深い関係があると言われています。

家康最大の負け戦、三方ヶ原の戦いで、武田軍の追撃を受けながらも、浜松八幡宮の楠の穴に身を隠し、浜松城に逃げ帰ることができたといわれています。その時、この楠より吉兆を現す雲が立ち上ったとの伝説があります。

実際のところ、この楠があったから生き延びることができたのか定かではありませんが「徳川家康の命を守った木」として言い伝えられ、パワースポットされています。

また、浜松八幡宮は「縁結びの社」としてメディアで紹介されたこともあり、縁結びのパワースポットとしても知られています。鏡内にある結婚式場「楠倶楽部」では、古式ゆかしい日本の美しい結婚式を挙げることができます。

名称 浜松八幡宮
住所 静岡県浜松市中央区八幡町2
電話番号 053-461-3429
営業時間 24時間入場・参拝可能(夜間の照明設備無し)
休館・休業 通年参拝可能(年中無休)
駐車場 無料駐車場あり