浜松市の行政区は令和6年1月1日に7区から3区に再編されました

【浜松市】浜松駅南口に完全箱型の屋外喫煙所を整備

浜松駅喫煙所

(※写真はイメージ)

浜松市は来年1月にJR浜松駅南口に完全箱型のプラズマ脱臭機(高性能)付の屋外喫煙所を整備すると発表した。本年度の一般会計当初予算に2,275万円の事業費を盛り込み、年間の維持管理費や光熱費は約250万円となる見通しだ。

JRの主要駅の多くは喫煙所が設けられているのに、浜松駅周辺はタバコを吸う場所がないとの声がある。過去には、2008年9月JR浜松駅南口および北口に「浜松マナー灰皿」が設置されたことがあったが、相次ぐ苦情や、浜松の顔でもある駅前の景観美化を損ねるとの理由から、浜松駅北口マナー灰皿は設置3年後に、浜松駅南口マナー灰皿は設置8年後に撤去された。

今回の喫煙所設置は時代の流れに逆行するという声もあるが、喫煙所が撤去されてからは、路地裏での喫煙や歩きタバコ、ポイ捨てなどが問題となっていた。

非喫煙者からも喫煙所を設置することで歩きタバコがなくなり、密閉された喫煙所なら受動喫煙の心配もないからと一定の理解を得られているものの、喫煙所の設置に2,275万円は高すぎるという声もある。

しかし、浜松市は毎年タバコ税で40億円以上の税収があり、浜松たばこ販売協同組合は、地方たばこ税を活用した公共喫煙場所の増設や事業者に対する助成を通じた分煙環境の推進に関する要望をしていて、浜松市もたばこを吸う人も吸わない人も快適な空間づくりを進めることで、中心市街地の賑わい創出につなげたい考えで一致している。

【浜松市役所】
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/