2022年8月、国土交通省 浜松河川国道事務所は、新規事業化したばかりの国道1号線・浜松バイパスの拡幅・立体化事業について、現地での地質調査に着手すると発表した。
浜松バイパスは磐田市小立野から浜松市西区篠原までを結ぶ長さ18.3kmの道路で、西は浜名バイパス、東は磐田バイパスと接続している。
浜松市周辺は製造業の工場が集積しており、浜松バイパスはトラックなどの大型車が交通の38%を占めている。大型車の過半数は通過交通だが、浜松バイパスは地域交通の小型車も混ざり、対象区間の交通容量が超過している。
事業の対象となるのは、長鶴(マクドナルド 浜松長鶴町店辺り)~中田島(宇佐美石油エネオス辺り)の6.4kmの区間。
途中区間、国道150号と交わる石原町交差点(吉野家 石原町店辺り)など、約2.5kmが高架で立体化され、6か所の信号交差点をオーバーパス、残り区間は拡幅されて地上6車線となる予定。
浜松バイパス立体化、6車線化により、慢性的な渋滞となっていた長鶴や石原町などの交差点を中心に、旅行速度の短縮が期待できる。
今回着手されるのは地質調査で、期間は8月中旬から12月16日までを予定している。地質調査は、高架橋基礎などの設計の材料となりる。浜松バイパスの拡幅・立体化事業は2022年度に事業化されたばかりであり、事業の完成時期は未定である。