「炭焼きレストランさわやか」は、静岡県内のみで31店舗（調査時）を展開している、ハンバーグレストラン（ファミリーレストラン）です。
静岡県内では有名なレストランでしたが、県外に出店はしていないため、地元で人気のファミリーレストランといった感じでしたが、2007年に全国放送のテレビで初めて紹介されて以来、静岡県出身の芸能人「長澤まさみ」「百田夏菜子」などがテレビで、さやわかのげんこつハンバーグが好き・美味しいと発言したことで一躍話題となり、静岡県内にしか店舗がないにもかかわらず全国区の知名度となりました。
最近は、出川哲朗が、テレビ東京「出川哲朗の充電させてもらえませんか？」のロケで静岡に来た際に、ご当地グルメを食べるわけでもなく、駿河湾の海の幸を食べるわけでもなく、1時間並んで「げんこつハンバーグ」を食べていました。
当然、出川さんは、さわやかのことを知っていましたし、番組内でファミリーレストランに寄ったのは初めてではないでしょうか？
浜松と言えば、「うなぎ」「餃子」が有名なですが、さわやかのげんこつハンバーグの場合、民間企業の特定の商品のため、行政が積極的に推奨することはありませんでした。
それにも関わらず、さわやかのげんこつハンバーグは、既に浜松の名物ではなく、静岡県の名物と呼ばれるまでになりました。
行列必至の人気店
座席数が少ない個人経営の人気ラーメン店や、オフィス街の真ん中にポツンとある昼時の定食屋など、浜松にも行列ができる飲食店はありますが、さわやかの行列は特別な事情が重なってできる行列ではなく、ただ単に安くて美味しいという理由でできる行列です。
食事時の一時間待ちは当たり前、本社がある浜松市は、車で20分位の間隔で店舗があるため、まだいいのですが、中部地域・東部地域は、店舗数が少なく、土日の食事時は、ディズニーランドのアトラクション並みの待ち時間（大げさじゃありません）を覚悟しなければなりません。
座席数が150程度ある店舗、しかもファミリーレストランでこの行列には驚かされます。
さらに驚かされるのは、列に並んだ人の離脱がほとんどないということです。（離脱する人は最初から並ばないということもありますが）子供も美味しいことを分かっているので待てるのだと思います。
看板メニュー「げんこつハンバーグ」
さわやかには、ハンバーグ・ステーキなど、数多くのメニューがありますが、さわやかの新商品開発担当の方には申し訳ありませんが、メインのメニューは、「げんこつハンバーグ」の一択と言ってもいいでしょう。これを選べば間違いありません。
（女性・子供向けの一回り小さい「おにぎりハンバーグ」もあります）
「げんこつハンバーグ」は、さわやかの看板商品で、牛肉100％使用で、お客の９割が注文する人気メニューです。
初めて見る人には驚きの見た目。まるでドラクエの爆弾岩のような肉の固まりが熱々の鉄板の上に乗せられて運ばれてきてきます。
しかし、この肉の固まりにかぶり付いて食べるわけではありませんので、ご安心を。
さわやかのげんこつハンバーグは、客席で仕上げをします。
目の前で店員さんが肉の固まりを半分にカットして、熱々の鉄板に押し付け、そこに特製のハンバーグソースをかけて仕上げます。
他店でも客席で仕上げるパフォーマンスは珍しくありませんが、さわやかは何十も前から続いている、目と耳で食欲が掻き立てられる人気のパフォーマンスです。
げんこつハンバーグ単品（250g）1000円（税別）