浜松市在住の外国人のワクチン接種率が低調 専用枠を設け対応

浜松市は、外国人を対象とした通訳対応の優先枠を設けると発表した。浜松市内には現在およそ2万5000人の外国人が暮らしているが、言葉の壁が原因でワクチン接種が思うように進んでおらず、接種率は1回目が48%、2回目が28%と日本人と比較して約12ポイント少ない。

浜松市ではこれまで接種会場に多言語対応のタブレット端末を置き対応していたが、通訳を配置することで、よりきめ細かな対応が可能となる。対応する言語は、英語・ポルトガル語・フィリピン語・ベトナム語・中国語の五か国。

対象となるのは浜松市の接種券を持つ12歳以上のワクチン1回目未接種の外国人。

9月15日(木曜)18時から専用の申し込みサイトで受付を開始した。1回目の接種は18日~27日で、会場は浜松市総合産業展示館(東区)で1日300人を対象にワクチン接種が行われる。

また、同日、14日の時点での浜松市のワクチン接種率は、1回目が66.7%、2回目が52.2%であると発表した。これは全国や県と比較して高い水準にある。