浜松市は2024年から現在の7区を3区に再編する。現在の天竜区をそのまま残し、浜北区と北区の一部(三方原地区)を1つの区に、それ以外の区をまとめて1つの区になる。
浜松市は2022年7月26日(火曜)~8月25日(木曜)までの期間、天竜区以外の2つの区について、新しい区の名前の候補を募集した。市民から5万件を超える応募があり、応募結果を参考に、新しい区名の候補をいくつかに絞り込み、2022年9月下旬~10月中旬にかけて投票が行われた。
【A区の候補】
青区・遠州区・奏区・中央区・渚区・灘区・曳馬野区
青区・遠州区・奏区・中央区・渚区・灘区・曳馬野区
【B区の候補】
青葉区・北浜区・橘区・浜名区・万葉区・緑区・みどり区
青葉区・北浜区・橘区・浜名区・万葉区・緑区・みどり区
投票の結果、中区・東区・西区などを含むA区は「中央区」が最多。浜北区と北区の大部分を含むB区は「浜名区」が最多となった。
投票総数におけるA区の「中央区」約40%、B区の「浜名区」は約30%を占め、投票者のほぼすべての年代、居住地で1位となった。
投票結果を元に特別委員会では、来月行われる審議会に最終の名称案として、A区は「中央区」をB区は「浜名区」を提案することが決定した。
市民からは「最も無難」「個性・独自性・面白みがない」「なぜ中央?方位に由来するなら南区と北区では?」などの声も聞かれるが、特別委の高林修委員長は「最も市民の意向を反映した案であり、尊重したい」と述べた。
市は関連条例案について、来年の市議会2月定例会への提出を目指している。