浜松市の行政区は令和6年1月1日に7区から3区に再編され天竜区以外は区名も変わりました。

聖隷クリストファーを甲子園へ!署名活動はじまる

聖隷クリストファー高校 甲子園 署名

昨年秋の東海大会で準優勝して甲子園出場が有力視されていた「聖隷クリストファー高校」が今春の選抜高校野球大会の選考から漏れ、4強の大垣日大が選ばれた問題で、同校野球部OB会が「聖隷クリストファー高校野球部を33校目の選抜校として甲子園へ」と題して署名運動を開始した。

この不可解な選考を巡ってはネットメディアのみならず、全国紙やテレビ、SNSでは野球関係者などが連日のように取り上げ、文部科学省の末松大臣は『選考基準については必要に応じて丁寧に親切に説明するべき』、静岡県の川勝県知事は『聖隷クリストファーが選ばれるものと確信していた。個人の力量において大垣の方が勝っているということでしたけども、野球はチームプレーですから、なかなかに説得力を欠く。きちっと説明ができなければ、選抜における大きなミス』、浜松市の鈴木康友市長に至っては『ふざけている。結果を出した子供たちがかわいそうだ。恣意(しい)的な選定で、センバツ高校野球史上大きな汚点となり将来に禍根を残す』と憤りを表明した。

しかし、未だに高野連から納得のいく説明はない。

【追記】2月10日、日本高野連は「主催者としては選考委員会総会時を2月24日付の朝日新聞紙面での説明以上のものは公表できないと判断したため、以上の説明は差し控えたい」という見解を示した。

OB会(2006年発足、約300人所属)は今回の決定に納得しておらず、当然、選手たちも納得できていないだろうが、選手や学校関係者が自ら声を上げることは難しく、OB会が立ち上がった。

OB会は、署名を立ち上げた理由を下記のように話す。(※原文のまま)

高野連の選考委員は、今回の選考の理由として「個々の力量が勝る」「投手力が高い」「甲子園で勝てる可能性が高い」という、極めて主観的な理由を説明しましたが、県大会・東海大会をを通しての戦績や得点数、失点数等を見ても、選出された他校と劣るものではなく、客観的な理由は明示されませんでした。

言い換えれば個々力量もないし、投手力もない、甲子園では勝てないと高野連の委員に言われた選手たちの傷ついた心は癒えることはないでしょう。

今日も選手達は気丈にグラウンドに出て、声を出して練習をしていますが、心に大きな傷を負っています。「頑張っても報われない」「頑張っても夢は叶わない」と悲観してしまう前に、出場校を1校増やし、33校目の出場校として聖隷クリストファー高校を選出して欲しいのです。

「夏に頑張ればいい」「夏に勝って胸を張って甲子園に行け」という激励の言葉もいただきますが、選手たちのセンバツ大会はこの1度きりです。

署名は2月6日(日曜)から始まり、2月22日(火曜)までを予定している。反響は大きく、8日正午の時点で1万筆を超えた。

署名は「聖隷クリストファー高校野球部を33校目の選抜校として甲子園へ!」から行うことができます。