浜松市観光振興 国内最大級のビーチコートを新設 ビーチ・マリンスポーツの聖地

NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」特需も一段落し、浜松市は「ビーチ・マリンスポーツ」を新たな観光の目玉として観光振興を目指している。

浜松市には長大な海岸線と浜名湖という観光資源があり、中田島砂丘・弁天島・舘山寺などは既に観光地として知られているが、新たに「ビーチ・マリンスポーツの聖地」として国内外からの観光客の集客につなげたい考えだ。

浜松市は21年度当初予算案に事業費6300万円を盛り込み、南区の遠州灘海浜公園江之島地区に計画する国内最大級のビーチコートを新設する。供用開始は24年7月を目指している。

既に予定地には簡易的なビーチコートがあるが、国際、全国レベルの大会誘致を想定して、新設される施設はビーチバレーのコート12面(3.7ヘクタール)を確保した国内最大規模となる見通しだ。予定地にある江之島水泳場(遠州灘海浜公園プール)は解体される。

また、「マリンスポーツの聖地」を発信するため、7月~11月にはビーチ・マリンスポーツと音楽を融合した「フェス」の開催も予定している。フェスの開催に関して現時点(2月時点)で決まっていることはないが、開催予定地はビーチコート予定地の江之島地区に限らず、遠州灘海岸線・浜名湖なども候補となる。

マリンスポーツに興味はあるが、どこに行けばいいのか?なにから始めればいいのか分からないという初心者のために、2019年JR浜松駅北口近く(中区旭町)に開設された「浜松魅力発信館 The GATE HAMAMATSU」では、ビーチ・マリンスポーツを軸にした観光情報や体験メニューを提供している。