静岡県は、新型コロナウイルス感染症対策を適切に講じている飲食店を公的に認める『ふじのくに安全・安心認証制度』をスタートさせた。2021年5月21日(金曜)から申請を受け付ける。店側の感染防止の徹底と、利用者の安心・安全を確保するのが狙いだ。
県によると、飲食店に加え、スナックやバーなどの接待を伴う店舗も含まれ、約3万2千軒が対象となる。
申請に基づき現地調査が行われ、「検温や消毒の実施体制」「アクリル板の設置状況」「店内で声が大きくならないための音響抑制」の他、50項目以上の感染対策状況が確認される。また、後日、無作為で感染対策の実施状況の調査も行われるという。
申請内容の審査、現地確認の結果を踏まえ、県が作成した認証基準に適合していると認められれば『ふじのくに安全・安心認証制度のマーク』が交付される。
浜松市は、これまで独自に『はままつ安全・安心な飲食店認証制度』を実施しており、認証店舗を対象に独自のキャンペーンを実施してきた。今後、市内には静岡県の『ふじのくに安全・安心認証制度』、浜松市の『はままつ安全・安心な飲食店認証制度』の二種類のステッカーが貼られた店舗が出てくることになる。
なお、『はままつ安全・安心な飲食店認証制度』を受けている店舗は、確認項目の一部が免除される。
【ふじのくに安全・安心認証(飲食店)制度】
http://www.pref.shizuoka.jp/